家庭内無線LANの暗号化
2009年08月18日 家庭内無線LANの暗号化
八王子校 ネットワーク科の月江です。
最近(というわけでもありませんが)家庭内でも無線を使ったインターネット接続が多くなりました。「無線」という言葉からも分かるようにケーブルを使わず、電波を使ってデータの送受信をします。そのため、接続場所を気にすることなくインターネットを楽しむことができるようになります。
その反面、セキュリティには十分な注意が必要です。特に「暗号化」は必須と言えます。
暗号化とは、本来送りたい情報を“別の形”に変換する技術です。これにより、たとえ第3者が送信された情報を見たとしてもまったく理解することができなくなります。なので、暗号化をすれば送信しようとする重要な情報(個人情報や暗証番号など)を保護することができます。
ところが、新しい暗号化技術はいつかは破られてしまうような“いたちごっこ”が当たり前となっています。
現在、家庭内の無線を使ったインターネット接続では、暗号化として様々な種類があり、「WEP」「WPA」「WPA2」などがありますが、この中で「WEP」については最近の研究で暗号化が数秒で解読可能なことが報告されています。また、「WPA」についても特定の条件下ではありますが、十数秒で解読された報告があります。
みなさんの家庭ではどの暗号化を使用してますか?一度見直してみましょう!
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